今もいつかは思い出に

統合失調症の30代女性が楽しくお送りする日常ブログ

精神を病んだクソマジメ留年生に贈る人生挽回tips

皆さんお元気ですか?私は元気です。
新学期の時期ということもあり、今日はメンタルを病んで留年した大学生のための記事を書こうと思います。

はじめに

私は大学3年の秋に精神疾患に罹り、一年留年した経験があります。
その経験を踏まえて、不本意ながら留年してしまった同志に向けて「やってよかったこと」「やっておきたかったこと」を書いておくので、「これから学生生活どうしよう・・・」と悩んでいる方に届けばいいなあ、と思います。

学生生活編


・後輩と仲良くする
グループワークのある授業や実験などでは(体調が悪くても、気分的に)積極的に参加する。去年作ったレポートとかを見せるなどすると、「さすが先輩!」とか言ってくれる人も居る。
中には陽気なヤツもいて、「先輩はなんで留年したんですか?」とか聞かれるので、そのタイミングで事情を話すと興味を持ってよく理解してもらえる。
あと所属していたサークルに顔も出せなくても、仲の良かった後輩とは話しやすかったりするので、縁を取り戻しておく。
なんか後輩とは「そのピアス素敵だね~」「いや~先輩にそういわれると嬉しいです」とかなんか話して癒されたりした。

その段階で人と話す元気が出て来たら院生の先輩とかとも話してみるとよい。私も元気な時に仲の良かった先輩のお誘いで飲み会に参加したら、「本来ならM2なのにお互い別のタイミングで留年して今M1」っていう二人に出会ったりした。

・先生方に事情を話す
担任の先生や参加していたゼミの先生方に連絡を取る。
私の場合はゼミに行けなくなって、参加していたゼミの先生に心配のメールを頂いて初めて周りに調子が悪いことを伝えられたのですが、やっぱり先回りして自分から伝えたほうが礼を失しないし、正確に情報が伝わると思います。

その場合は病名の診断が出ていたり、診断書があればそれも含めて見せたほうがいいです。
私が留年確定して学部長に呼び出されたときに、
「なんで学校来ないの?」
「調子が悪いんです」
「調子が悪い? ハハッ」って笑われましたからね。
「なにがおかしいんですか?」って言いながら診断書(当時は抑うつ状態と書かれていた)を出したらやっと笑いが引っ込みましたけど。あのハゲ覚えてろよ…


就職活動編

留年なんてしたら詰み。こんな考えは古いです。
今までも、病を得ても、キミは頑張って来ただろう!!!!!

これは私が「こうしておけばよかったなあ」という話なのですが、障害者手帳を早くとって、「ダイバーシティ」を掲げている大企業に行くと留年した理由も比較的スムーズに納得してくれる所もあります。これ以上は仕事で得た知識なので詳しくは言えませんが、大手は学生が思っている以上に障害者に対する取り組みを積極的に行っていますよ。
私が一番心配なのは、就労に耐えうる調子なのかをきちんと見極めて欲しいな、ということです。大卒三年以内は新卒扱いされるので、期限を決めて休養したり、就労支援施設に通ったりするのも手ではないかと思います。

留年のコンプレックスに耐えられなくなったら

これを読む。

https://www.gssc.kyoto-u.ac.jp/counsel/ryunen.html

メンタル悪いと何かにつけて自分を責めがちだけど、

(以下引用)

文部科学省の学校基本調査によれば、4年制学部を4年で卒業するのは、入学者のおおよそ8割弱です。超過して在籍せずに4年で退学したり、それ以前の学年 ですでに退学している学生もいますので、残りの約2割のすべてが5年目に突入するわけではないのですが、それでも高校の場合と比べれば桁違いに多くの学生 が既定の年限を超えて在籍します。留年も含めてとにかく卒業までこぎ着ける人は、入学者のおおよそ9割です。 (中略)これだけの数の人が留年したり、退学したりするということは、 留年や退学は、単に個人の失敗としてのみ捉えられるべきものではないということです。つまり、現在の日本の社会において大学というシステムは、一定数の留年や退学を生み出すようにできているものなのだということです。

(引用終わり)

これを読むと、ちょっと楽にはならないか?


さいごに

私は留年をしてすごく苦労をしたので、同じ目に会う人を少しでも減らしたいと思って記事を書きました。
留年って世間一般では恥ずかしいことらしいのですが、病気をして苦しい思いをしながら学校を続ける覚悟をしたのはとても尊いことだと思います。
学校を卒業してしまえばこっちのものなので、留年してしまったことを気に病まず、人生を楽しんでやろうぜ!

それでは。